生産者について
150 年の歴史を遡り「ル・ブルン家」の歴史が受け継がれています。シャンパーニュ地方のエペルネの南、セザンヌの付近にあるベトン村で誕生しました。 そして1845 年、創設者である「ル・ブルン家」の相続人であるマダム・ルヴィエは村の頂上にあるベトン城を所有していました。彼女が家系を継ぎ、そして「ル・ブルン」の名前が現在のシャンパーニュ「ル・ブルン・ド・ヌヴィル」に継承されました。1963 年、ベトン村にブドウ栽培者協同組合が誕生し、シャンパーニュの「ル・ブルン・ド・ヌヴィル」が発足します。創業者はアンドレ・ヴァンディエ氏、ド・ルヴィエ夫妻、そしてセザンヌ地区の26 人のブドウ栽培者が共に立ち上げ、その歴史が始まりました。彼らはブドウ畑の仕事に情熱を注いで、共同精神をもって、組合に参加する全員が創業当時の精神を受け継いでいます。現在は170 のブドウ栽培者が「ル・ブルン・ド・ヌヴィル」に参加し素晴らしいシャンパーニュを生み出しています。
醸造
ステンレスタンクで発酵、マロラクティック発酵を一部行い、5%樫樽で成熟。2014年7月にティラージュを行い、4 年~5 年の熟成期間を経ています。リザーヴワイン35%、ドサージュは4g/l 以下。
テイスティング
緑がかった輝きのあるイエロー、繊細で鮮やかな気泡があり、爽やかなニュアンスが感じられます。 ヘーゼルナッツとレモンなどの柑橘類の香りがあり、空気に触れた後はアカシアの花、丁字、ヨード、花藻塩、ラズベリー、スズラン、スターアニスの香りが加わります。しなやかでさわやかな口当たり、クリーミーでとろける泡立ち、次第に口の中でレモンの酸味とミネラルが純粋に広がっていきます。余韻にそれぞれの要素がハーモニーとなり感じられるでしょう。
料理
海の幸全般と相性が良いですが、生牡蠣、小エビ、ムール貝のワイン蒸し、舌平目のムニエル、タラのライム風味、すずきの塩焼、シェーブルチーズ、フレッシュフルーツとは最適です。また、グラタンやパスタと気軽に楽しめます。日本料理にも合わせやすく、中でもふぐ料理、鶏の水炊きなどコラーゲンとの組み合わせは申し分ありません。他にもお寿司や天ぷらにも合わせて頂けます。良く冷やして7~10℃でお召し上がりください。
備考
シャンパーニュマスターズ銀メダル、インターナショナル・ワイン・コンペティション銀メダル受賞